「笠山荘から お知らせと周辺情報のご案内」
田原市内、豊橋市内の工業地区へ出張に便利な ビジネス旅館・笠山荘
〒441-3403 愛知県田原市浦町北浦177/
TEL : 0531-22-4815/FAX: 0531-22-4264
Category : 笠山荘の日々
渥美半島の風の強さは相当なもの。
海から吹き付ける強い風に、
お客様は「お〜さむ〜い〜〜」と首を縮めて宿に戻って来られます。
今日も相当、寒かったと思います。
この風が吹くと始まるお楽しみは「芋切り干し」です。
「にんじん芋」と呼ばれている、オレンジ色味の強い芋で作ります。
この芋は加熱するととろとろの飴状になります。
この芋を丸ごとふかして皮を剥きます。
そして1センチくらいの厚みにスライスして
あとは風に当てて、程よく乾くのを待つだけです。
風が水分を飛ばし、太陽を充分浴びたものは
甘みがぎゅっと凝縮され、素朴な風味がたまりません。
この干し加減は、家々で違って来ます。
長く干せばよく乾きますが、固くなります。
水分を少し残し、ねっとりした芋が歯にくっつく位の固さが私のお気に入りです。
干した芋はそのままでも食べますが、
ストーブの上にのせて、ちょこっとだけ焦げをつけると
香ばしくなって、またまた旨味がアップするのです。
以前、笠山荘のお掃除に来てくれていたおばさんが作る
芋切り干しは絶品でした。
「出来が良いので田原の市場でも高値で取引されるんだよ」って
自慢げに話してました。
笠山荘の大女将も「自家用に」と、せっせと干しています。
みんな六月頃に芋ツルを植えて芋を育て、
風が冷たくなると芋切り干しに加工するのですよ。
この芋切り干しは
道の駅「めっくんはうす」やサンテパルクに売っています。
もちろん地元のスーパーや八百屋さんにもあります。
ただ、芋をふかして干しただけなのに
案外、高級品なんですよ!
・追記・
写真を見ていたら
干物ネットの青と芋の芥子色の組み合わせがポップで良いなあ・・
とフッと思いました。
写真を見ていたら
干物ネットの青と芋の芥子色の組み合わせがポップで良いなあ・・
とフッと思いました。
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